自分にとって鏡とはなんなのでしょうか?
それから姿見を探しにいく。
まずはデパート。
なかなか思うようなものがない。
帯に短し、襷に長しってやつ?
家具屋さんにいってみることにした。
広い店内は、リビング風にソファやテーブルが綺麗に配置されている。
通路も広く、とても見やすい。
なんだか、新婚さんが家具を選びにくるときって、
こんな感じかなぁ、なんて一人赤面してしまった//
新しい綺麗な家具を見るのが楽しく、おしゃべりしながら
ソファに腰掛けたり、大型テレビを固定するはめ込み式の
家具を見て驚きの歓声を上げたりして、なかなか鏡にたどり着けない。
それだけでも30分は経過していたと思う。
奥のスペースに、たくさんの鏡が置かれていた。
ようやく本来の目的に到着。
家具屋を思いついたぼくって、なかなかいけるよな?
こんなにたくさん置いてあるなんて驚きだ。
そのなかで、ひとつ、気になる鏡を発見。
他のものより、少し幅広になっていて、
縁取りがアンティーク風になっている。
予算は、予定の1.5倍・・・。
彼女も気に入っていたようだが、値段を見て、

「やっぱり、これもいいなぁ。」

って、ばればれの気遣いを見せた。
ぼくは、そのアンティーク調のものをプレゼントすることを決意。
彼女はかなり遠慮していたが、気に入ったものを
プレゼントしたいと告げると、それがいいと素直に答えてくれた。
彼女との時間が楽しく、彼女がぼくの彼女になった。
付き合い始めて1年弱。
姿見のお陰か、日に日に彼女がかわいくなっていた。
昨日の夜の話

風邪なのか疲れからなのか

微熱が出て寝込んでしまった。

彼女から見舞いに来るという

メールをもらった。
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