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名古屋で出逢ったぼくの彼女。
名古屋で知り合ったころより、かなりかわいくなった。
友達に紹介しても、両親に見せても恥ずかしくない。
料理もそこそこ上手だし。
学歴も文句なし。
って、同じ名古屋の大学出身なんだけど。
ショートパンツだって、ミニスカートだって、履きこなしている。
イコール、スタイルがいい?
ってな感じ。
髪だって、ずいぶん長くなった。
かといって、ただ伸ばしているだけじゃない。
ちゃんと、月に一度、名古屋の美容院で手入れしてもらっているらしい。
そんな彼女。
名古屋に住んでいる周囲の友達からは、うらやましいと言われる。
不満?
ってわけじゃないけど・・・・。
ないのか?
ものすごーく、気になることがある。
親友にもまだ相談していない。
就職してしばらくして、一人暮らしを始めた彼女。
どうせ、家を出るなら、ぼくの部屋にくれば?
って、言ったんだけど、まだ早いでしょ、と即答されてしまった。
彼女の部屋は、ぼくのところから微妙に近くて遠い。
電車で3駅。
自転車でいけなくもない距離だが、夏はいやだ。
眠くなってから帰るには、しんどい距離でもある。
最初は、落ち着いた感じの良い部屋だった。
それが・・・。
鏡が異常に多いのだ。
この間、彼女がお昼寝している間に数えてみた。
手鏡、化粧バックについている鏡を入れると、22個あったのだ。
想像できるだろうか?
玄関に全身を移す大きな姿見。
これは、ぼくが初めてプレゼントしたもの。
廊下の反対側に、それより少し小さめの姿見。
後ろ姿をチェックするためのものらしい。
靴箱の上に、スタンド式の鏡と、手鏡。
お化粧をチェックしたり、目元のチェックに使うらしい。
洗面所の鏡は備え付けのものだが、ここにも、当然お風呂場にも姿見がある。
ちなみに、リビングと寝室にも。
姿見だけでも7つもあったのだ。
リビングとして使っている部屋は、説明すらしにくい状況。
なぜ、彼女がこうなってしまったのか?
原因は、ぼくにもあるから。
ちょっと、気になったらすぐにチェックしたいというのが、
こんなに鏡が多くなった原因ではあるみたいだが、
鏡が多いと必然的に鏡と目が会う機会が増える。
鏡の中で視線が合うとかじゃなくて、
鏡の中に映っている自分の視線が気になるという感じ。
鏡があると、狭い部屋も広く見えるのもいい効果かなとも思う。
容姿を気にするという、美意識をいつも忘れず持っていて欲しいとも思う。
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昨日の夜の話
実家の犬がぼくがいなくなってから
夜鳴きをするようになったと母親から
電話があった。可哀想だなと思いつつ
まだ帰るわけには行かず、胸が痛む。
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